どうぞあの世で しあわせに!③

「そう、素直が一番。それじゃ、始めよう」 男が背筋を伸ばしたのと同時に、左右の男達が立ち上がった。彼らは私に、睨むような鋭い視線を送った後、一層強い光をまき散らしながら、どこかへと消えた。その瞬間を待っていたかのように、男は質問を開始した。 「人の物を盗んだことがある?」 いきなりだな、と思ったが、素…