どうぞあの世で しあわせに!⑦

これが、私……? すぐには信じられなかった。若さも、美しさのかけらも無かった。 容姿に対して、必要以上に奢った気持ちは抱いていないつもりだった。美容には、最低限の気配りしかしたことがない。美貌のお蔭で窮地から救い出された覚えも無いではないが、逆に、死ぬほど危険な状況に陥ったことの方が多かったので、単純…